ミキモトパールについて
ミキモトパールについて
自然の神秘を解き明かす
天然真珠は、貝が偶然飲み込んだ小さなかけらが、奇跡的に貝の内側にとどまり、貝の持つ真珠層で何層にも包み込まれて出来る稀少な宝石。
その気品ある美しさは古来から人々を魅了して来ましたが、長い間人の手では創り出せないとされてきました。
しかし1893年、ミキモトの創業者「御木本幸吉」が人々の夢を叶え、世界で初めて真珠を創り出したのです。以来ミキモトは養殖真珠の創始者として、その誇りとともに最高の美意識を持って真珠を育み続けています。
オリジネーターとしての誇り、ミキモトのパール
真珠の美しさを決定づけるのは、色、形はもちろん、表面のなめらかさ、“テリ”と呼ばれる光沢、そして真珠の神秘性である“マキ(巻き)”と呼ばれる真珠層の厚みです。パールのクオリティはこれらの要素が重なって決まります。
ミキモトには、これらを見極めるために積み重ねてきた、独自の評価基準があります。世界に誇れるこの基準に照らし、厳格に選び抜かれた最高級品質のアコヤ真珠だけが「ミキモトパール」となるのです。
さらに、ひとつとして同じものが存在しない繊細な個性を見極め、隣り合う真珠が一つの輝きを放つよう、同じ色、同じ光沢のものを並べていくマッチングでは、気の遠くなるような入念な作業が繰り返されます。中でもパールネックレスの真珠の並びは「連相」と呼ばれ、ミキモトでは特に重視してネックレスをおつくりしております。気品ある輝きを醸し出す「ミキモトパール」は、オリジネーターとしての誇りの象徴なのです。
真珠の種類
世界の海や湖で生まれる美しい真珠の数々。真珠が放つ気品あふれる光沢と神秘的な色は、育まれる母貝によって異なり、さまざまな表情を見せます。貝が持つ色調だけでなく、貝の育った環境によって真珠1粒1粒に優美な個性が宿るのです。ミキモトは真珠自身が持つ美しさを存分に生かし、上質なパールジュエリーを生み出しています。
真珠が出来るまで
真珠養殖は、まず健康な母貝を育てることから始まります。海を知り尽くし、気候や自然環境に影響を受けやすいデリケートな稚貝からひと時も目を離すことなく、健康状態を何度も確かめ、いたわりながら成長を見守ります。